ムンドゥット寺院 (Candi Mendut)


  ボロブドゥール遺跡の東 3 km 、中部ジャワ州ムンキッド市ムンドゥット村
に位置するムンドゥット寺院は、パウォン寺院と同じくブッダの生誕地である
北西の方向を向いて建てられている。この寺院はシャイレンドラ王朝の
インドラ王の時代 (8-9 世紀 ) に建立されたとも、ボロブドゥール遺跡より
以前に建てられたともいわれており、その建立年は明らかになっていない。
1836 年に地中に埋もれている状態で発見されたされたが、屋根にあたる
部分は未だ見つかっていない。メラピ山の噴火もしくは地震が原因といわれ
ている。 1887 年に修復作業が行われたが十分なものとはいえなかった。 1908 年になると、オランダ人技師ファン・エルプ (van Erp) により、
ボロブドゥール遺跡と同時進行で修復作業が再開されたものの、オランダ側
の資金不足や、独立運動に全精力を注ぐインドネシア側の状況が原因で
思うようにはかどらなかった。そして 1925 年になりまたもや修復が再開
されることになった。

屋根部分が欠損しているとはいえ、この寺院は見所が多い。
寺院内部に安置されている三尊像と、外壁、内壁、基壇に施されている
レリーフ ( 浮き彫り彫刻 ) がそれである。